空き巣の侵入経路はどこが一番多い?

空き巣の侵入経路で一番多い窓

窓は空き巣に狙われやすい

警視庁発表の資料によると、空き巣の侵入経路でもっとも多いのは窓で全体の60%、残りの40%は玄関・勝手口です。場所別で見ると、1位は表玄関で約35%、次いでベランダやリビングの大きな窓が29%、居室の窓が22%と続いています。つまり、空き巣対策で重要になるのは、玄関と1階の窓ガラスの2点です。

マンションと戸建てで傾向は異なる

マンションの玄関

マンションなどの高層階の場合、空き巣の侵入方法は玄関の無施錠が1位で40%、2位は鍵開けによる侵入で35%です。つまり、玄関からの侵入で75%を占めています。
一戸建ての場合はガラスを割って侵入する事例が67%、無施錠が25%で鍵開けは4.1%と少なくなります。
空き巣対策では玄関の防犯鍵を最初に検討する方が多いですが、窓ガラス周辺の防犯対策と、鍵の施錠をしっかり行うことが大切です。

プロの窃盗団が減少

全体的に施錠している鍵を短時間で開錠するなど、プロの窃盗団による空き巣被害は減少しています。
防犯対策グッズの進化や、家庭用・道路などの防犯カメラの増えた要因もありますが、プロの窃盗団や犯罪組織は空き巣から振り込め詐欺やフィッシング詐欺など特殊詐欺にシフトしています。

空き巣は検挙率が高くて一般家庭であれば得られる金額も限定されています。
最近は電子マネーをはじめとしたキャッシュレスの普及、コンビニATMの充実したことで現金を手元に置かない人も増えています。
時代の変化もあって、空き巣の犯人は直近の生活費も工面できない状況や、普通に働くことに嫌気がさした個人の比率が高まっています。

経験やノウハウがなくてもネットで空き巣に必要な情報や手口の詳細も出ているので、鍵開けなど高度なテクニックを使う人もいますが、簡単に入れる家を探して犯行におよぶケースが圧倒的に多いです。
こうした個人の犯行は近所でターゲットを探すケースも多く、人の出入りのパターンを日常生活の中で観察して狙い目の時間を見極めて犯行に及ぶこともあります。

毎日、家を空ける時間が決まっていたり家にいない時間の多い人は気をつけましょう。鍵をポストの中に隠すのも、近所の人が見ているかもしれないので、やってはいけない行為です。

都会になるほど大胆な傾向が目立つ

人通りの多い都会は、近所付き合いの少ない家庭が多く、近所の家の玄関や窓で作業している人を見ても声をかけないケースが多いです。

明らかな不審者であれば通報してくれる人もいますが、作業着やスーツを着て作業していれば、住人の依頼で業者が来ているものだと思うため、空き巣犯は通行人の視線を気にせず白昼堂々と犯行に及ぶケースが多いです。

また、訪問販売に耳を貸す人も少なくなっていて、1軒ずつインターホンを押して反応が無ければ玄関を開けて声をかけてみて、もし住民が出てきたらセールスマンを装って絶対に買わないであろう商材の訪問販売業者を行い、鍵の書き忘れで留守にしている家を探して犯行に及ぶケースもあります。