鍵業者に必要な資格

私たちが万が一、自宅の鍵や重要なものが入っているロッカーの鍵、車のキーを紛失してしまったときに頼りになる鍵屋さんですが、ピッキングはもしものときの助けになる技術であるとともに、空き巣や盗難に悪用される技術であることも間違いありません。

いわばコンピュータにおけるハッカーの存在と似ています。

我々はインターネットなどを利用してコンピュータにアクセスし、企業や政府の重要な情報を盗み取ったり、一般の個人のコンピュータにアクセスして個人情報を流出させるようなことをハッキングと呼んだりしますが、こういった悪用や不正利用の目的の技術は正式にはクラッキングと呼びます。

ハッカーとはむしろそういった技術全体を知悉して卓越している者を指します。

言うなれば空き巣目的や盗難のためなど、犯罪・悪用目的で行うものがクラッカーの立場であり、鍵を扮したときなどのサポートをしてくれる鍵業者は技術や知識に精通しているハッカーという風に例えることができます。

こういった鍵開けを行う人のことを鍵師、鍵前技師などといったりします。

昔は渡辺謙さん主演でテレビドラマのシリーズ化もされており、鍵屋さんのイメージというものは、思いのほか私たちになじみ深い職業だといっていいでしょう。

日本鍵師協会が鍵師の資格制度

日本鍵師協会が鍵師の資格制度を設けており、一級鍵師技能検定試験二級鍵師技能検定試験を行っています。

この日本鍵師協会では、

・二級鍵師を一般普及錠の取り付けや取り替えが出来て、一定レベル以上の開錠技術を持つ者
・一級鍵師を一般普及鍵の取り付けや取り替え技術だけでなく、特殊な鍵の取り付け取り替えの技術も持っている者

としています。

さらにその上にマスター鍵師というものも設けています。
これはさらに卓越した技術と知識を人に教えることのできる人でもあります。

鍵師や鍵前師の養成学校や養成講座を受講することが大切

スーツの女性

ただ鍵屋さんになるためには、必ずこの資格が必要というわけではなく、鍵師や鍵前師の養成学校や養成講座を受講することで、知識や技術を身に着けてそして独立開業する人もいます。

才能があれば素養があれば、誰でもできるということではなく、こういった講座を受けて一定期間学び、錠前の開錠技術や専門的基礎知識を学ぶことで鍵師や鍵前技師になることができます。

その時に日本鍵師協会の資格があるということは非常に良いことだと思います。

私たちも実際に仕事を頼むにあたって、そういったラベリングがなされた鍵屋さんに頼むことの方が安心できるし、信頼できますよね。